ゼニス エルプリメロ クロノマスター 03.2040.4061/69.C496 を高価買取いたしました!

歴史・精度・色や素材など、腕時計のどこを基準にして時計を選ぶかは人によって様々。

今回お買取をさせていただいたのは、精度抜群。そして美しく・素晴らしい心臓部の機械により、歴史にその名を刻んだムーブメント【エルプリメロ 】の【オープン文字盤】モデルです。

ゼニス エルプリメロ クロノマスター オープン 03.2040.4061/69.C496とは?

今回お買取のエルプリメロ クロノマスターは、ゼニス社が誇る高性能ムーブメント【エルプリメロ 】を搭載したフラッグシップモデル。

さらに、その高性能なムーブメントを覗くことができるスケルトンの裏蓋。さらに文字盤からも見ることができる【オープン】デザインが魅力です。

また、私がさらにすごいと思うのはこの色。文字盤のカラーがとても素敵で、この色使いもゼニス社が誇るポイントだと思います。

では、早速順を追って解説します。

ゼニス エルプリメロ クロノマスターは文字盤がとんでもなく綺麗。

この色使いどうでしょうか?他のブランドには無いこの色合い。文字盤はライトなシルバーで、その縁はブラックのリングに、インナーベゼルもシルバー。12時間計はダークシルバー。30分計はネイビー。そしてクロノグラフの針はレッド…と、5色も使っています。

本来、コーディネートと言うのは2色が鉄板。多くても3色までと言われている中、この時計の文字盤の小さな世界の中で5色も配置しています。それ故、ガチャガチャしそうなイメージがありますが、こんなにスポーティに。クラシカルに纏まっている不思議。私はこれを【ゼニスの色魔法】だと思っています。(完全に今名付けました…)

今より10年以上も前に販売されたこのモデルですが、文字盤の美しさ・カラーリングにより、一切の古臭さを感じさせません。さすがです。

文字盤はオープンで内部が丸見えに

文字盤の左上は文字盤がくり抜かれ、機械の心臓部分【テンプ】の動きを見ることができます。

本来このテンプなどの時計の部品は見せるために作られていません。しかしオープンモデルは見せる仕様になっているため、普通のモデル(テンプが見えない)よりもより多くの手間暇をかけて作られています。

ではでは、なぜこの時計はわざわざテンプを見せているの?というところ。

それはエルプリメロのテンプが他の時計メーカーの動きとは違うからなんです。

エルプリメロは36,000振動のハイビートで高性能なムーブメント

エルプリメロというのは、ゼニスが世界に誇る超高振動の36,000振動ムーブメントを搭載しています。

だから文字盤でも自慢の機械を見て欲しいし、裏蓋からもその凄さを見て欲しい。だから表も裏もスケスケになっているんです。

ちなみにこのエルプリメロ。皆様もきっとご存知なあの時計にも採用されていたんですよ?

それこそがロレックスのデイトナです。

デイトナ16523

針の位置がほとんど一緒なのがお分かりでしょうか?左に秒針のあるデイトナはエルプリメロムーブメントです。6時位置に秒針のあるデイトナはロレックス自社ムーブメントとなります。

ちなみに、当時ロレックス社はクロノグラフを作る技術がなく、ゼニスから部品供給を受けることに。そしてこのムーブメントを28,800振動まで落としてデチューンし、デイトナに搭載していました。

ロレックスに部品供給していたなんてすごい!

ヘリテージな雰囲気も唯一無二

2010年代初頭は、まだまだヘリテージなんていう言葉が広まる前。そんな頃より、エルプリメロにはヘリテージ精神…といいますか、古き良きものを現代にブラッシュアップして使う。そんな物作りがありました。それがこちら

このぷっくりとしたサファイアガラスです。クロノグラフムーブメントである以上、時計自体の厚みを避けることはできません。そのためフラットなガラスを採用することが多いです。

その中で、あえてのボリューム感のあるガラスの採用。この時くらい以降から、ヘリテージモデルという言葉が定着し、それまでブームだった【デカ厚時計】に終わりを告げるのでした。

今に続くヘリテージモデルの元祖。と言っても過言ではなかったのです。

脱着のしやすいプッシュ型dバックルを採用

ゼニスといえば星!その星の優れたデザインも去ることながら、つけ心地にまで強いこだわりのあるバックルがこちら。

直線的なデザインではなく、どこか柔らかみのあるこのデザイン。

文字盤のダイヤルしかり、オープン部分しかり、ほとんどの部分が曲線となっていて、柔らかみのあるデザインなのもエルプリメロの特徴です。

ゼニス エルプリメロ クロノマスター のお買取は時計貴族まで

本日ご紹介のゼニス エルプリメロ クロノマスター、いかがでしたでしょうか。

札幌ではなかなか販売がされておらず、当時から札幌では希少なブランドの一つとして知られていました。ゼニスを買いたくてもデパートに置いていないため、必然的にネット購入になる。そんなゼニス。

ゼニスのクロノマスターやエルプリメロシリーズをお持ちの方は、ぜひ時計貴族までご相談ください。札幌市内はもちろん、道内からの宅配買取も大歓迎です。