本日より4回連続でコルムについて特集させていただきます。
時計貴族ではインスタをやっておりまして、皆様にたくさんのいいねをいただいております。
企業様ともお友達になっていただいておりますが、コルム様にはいつもいいねをいただいておりまして…
なので、3回にわたってコルム熱いですよ!というお話をさせていただきたいと思います。
本日のお話は…
コルム アドミラルズカップ
コルムといえばやっぱりアドミラルズカップ!
インデックス部分に国旗のようなものがたくさん並んでいます。
日本でも大ヒットを記録した時計ですので
(コルム)
で検索していただくと、だいたい真っ先にこの国旗のデザインの時計が登場します。
それくらいコルム=アドミラルズカップのイメージが定着しています。
また、こちらの国旗は特に国旗を表しているものではございません。国際海洋信号旗というもので、時間を表しています。1の数字の部分が日本の国旗のように見えますが、実は数字の1を表しています。なので1時・10時・11時・12時はこの日の丸のようなものが描かれています。なんだか日本大好き!な時計に見えるので、個人的にはかなり親近感が湧いています。
ちなみに…アドミラルズカップというのは1957年から2003年まで行われたヨットレースの事。
コルムは三年間フランスのスポンサーとなり、フランスを優勝へと導きました。大会はもう行われていないものの、現在も世界のセーラーを支え続けています。
何らかのスポーツを支え続けるというのはすごいですね!
登場から50年たち、さらにコルムは進化
ケースサイズは42MMに。ベルトの取り付け幅も21MMと、ビッグに進化いたしました。
先ほどのコルムはおそらく36MMほど。6MMも大型化が図られました。
ちなみにこちらの画像のモデルは日本限定モデルであり、定番モデルはこちらです。
やっぱり少し違う!好みは分かれそうですが、日本限定のクリーム色っぽい文字盤の色が大好きです。
ちなみに両方とも74万円。
日本限定の方はベゼルがPVDで…なんとベルトはクロコレザー!(ありがとうございますコルム様…)
定番は落ち着いた感じで、ベルトはラバー!
となると、絶対クロコの方がお値段高そうじゃないですか?なのにお値段は両方とも74万円。。。
同じ値段なんです。
様々な時計メーカーで【◯◯◯本限定】とか【リミテッドエディション】とか【日本限定】という言葉を本当にたくさん見ます。
でも、大概高いんですよね。定番の方が安いんです。
「限定だから買わなきゃ」
というような射幸心を煽る…という言い方をしたらおかしいですが、そのようなものが多いです。確かに特別な素材を使ったりとか、別の型を少量のために作り直したりしているのだからしょうがないとは思います。
なのに日本限定でも同じ価格。うれしい!
さらにアドミラルズカップはこんな特徴も!
こんなところまで!?という細かなギミック・制作方法もコルムの面白いところ。
12角形のベゼル
アドミラルズカップといえばこの12角形のベゼル。このベゼルには実は深い意味がありまして。
ヨットに使うナットを意識したデザインのようです。
ナットはこちら。
通常は6角ですが、ヨットのナットは12角形なのでしょうか!実際に見てみたいです。
多層文字盤
一枚の文字盤ではなく、コルムは4層。かなり手間暇かかっています。
ちょっと加工するだけでも高いのに、多層文字盤とは…コルム恐るべしです。
ガラスもベゼルに合わせてカット
みなさま忘れていませんか?
ベゼルの形に合わせて風防は作られています。ベゼルが12角形ということは…ガラスも12角形に作成されています。
通常のガラスは0角形。というか◯です。12の工程がこの時点で追加されました。
普段は見えないところまで力入れます
ブルースティールという言葉をご存知でしょうか。
ステンレスを焼き入れして青くする特殊な技術です。
高級時計ではよく行われている技法で、針などの常に目にする部分に行われることが多いです。ご覧のようにネジに行うというのはあまり見かけません。
しかも機械もとびきり美しいです。
コルムアドミラルズカップ素晴らしい
歴史も詰まっていて、つくりも素晴らしい。
おもては綺麗な12角形、それに合わせた12角形のガラス。手間暇かかっています。
さらに裏面も美しい内部の作りを眺めることができます。
サイズも三種類あり、ペアでも装着が可能です。
至れり尽くせりなコルム。ぜひみなさまも一本いかがでしょうか。
明日は…ゴールデンブリッジのご紹介!