
時計業界には、自動巻き中心だった時代に大きな衝撃を与えた「クォーツショック」という歴史があります。
その時代の時計や、各ブランドがどのようにして危機を乗り越え、そして今に至ったのか。その歴史に大変興味を持っています。
オメガとクォーツショックの背景
オメガは、圧倒的な制度と長い歴史を誇る時計ブランドですが、1970年代から1980年代初頭に起こったクォーツショックの影響をモロに受けた時代もありました。
他ブランドでは、ブライトリングがクロノマットで・ゾディアックがロレックス風モデルでなんとか復活を果たしましたが、オメガはその中でも独自のアプローチを展開しました。
何かに似せて起死回生を図るのか。もしくは自分たちで新たなムーブメントを起こそうとしているのか。それともそのままの姿勢でブランドを続けるのか・廃業か。この時代の時計メーカーは運命を分岐する事になります。
激レアモデル『Equinoxe』の特徴
革新的なデザインと機能
『Equinoxe』は、1981年に発表されたモデル。クォーツ技術を採用しながらも、デジタルとアナログの要素を融合させたデザインが特徴です。
さらに、ジャガールクルトのレベルソのようなリバーシブル機構を備え、ユニークな雰囲気。ユニークというよりはミステリアス?
この画期的な仕様は、従来の自動巻き時計中心の時代から一線を画すもので、オメガの技術革新を象徴しています。
裏蓋に天文台を描いていたあのオメガが、リバーシブルのクォーツ時計・しかも慣れないデジタルに着手する時代が来るだなんて誰が思ったでしょう。
カシオの方が値段も安く、日本製の信頼性もあってか当時も流通数はかなり少なめだそうです。
歴史的背景とその後の展開
1983年には、ロンジンなどとともにスウォッチグループの前身となる企業グループが設立されるなど、時計業界全体に大きな変革がもたらされました。
その時代の流れを背景に、『Equinoxe』はオメガの復活を印象付ける逸品として徐々に評価されています。
市場価値と時計買取のポイント
高い評価を受ける価値
現存する『Equinoxe』が美品であれば、現在、数万円程度の価値が認められるケースもあります。
古いコンステレーションモデルよりも評価が高い場合もあり、年代やデザインの個性に左右されず、時計自体の持つ歴史的価値が重視されています。
時計買取のご案内
どんな時計も、ぜひ一度当店にお持ち込みください。
時計貴族では、オメガをはじめとするあらゆるブランドの時計を、専門の査定士が正確に評価しております。
お手持ちの『Equinoxe』についても、安心してご相談いただけます。
まとめ
オメガの激レアウォッチ『Equinoxe』は、クォーツショック時代の逆境を乗り越え、革新的な技術とデザインで復活を遂げた逸品です。
その独自の機構と歴史的背景は、時計愛好家のみならず幅広い層に魅力を提供しています。
ぜひ、お手持ちの時計がございましたら時計貴族までお持ち込みください。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。