トランスオーシャンはシンプルでベスト
ブライトリングはプロの計器。どれもこれもが何らかの職業に向けたプロが使うことを想定した時計ばかりです。その中でも唯一【飛行機の乗客】に向けて作られたのが、本日ご紹介するトランスオーシャンです。
乗客には防水性も・クルクル回るベゼルも必要ありません。そして見やすい針も・見やすく太いインデックスも必要ありません。求められるのはスマートな見やすさと使い心地のみ。
さらにストップウォッチの30分計が、なぜか3分毎のメモリになっているのが分かりますか？これは当時の公衆電話が３分で1コインだったそう。そのためのメモリなようです。今では３分を測る時はカップラーメンを作る時くらいなもの。でも、こういうちょっとしたヘリテージ感がいいですね。ぐっときます。
他モデルでは見られないような、水面のようなギョーシェが非常に美しいです。光の当たり具合により、まるで揺れているような錯覚を感じます。
しっかりとした厚みのあるケースに、質実剛健なGMTムーブメントが格納されています。ケースは全てポリッシュ仕上げで、あらゆる角度からの光を受け止めて、ここぞとばかりに反射します。
特別何か外装に仕掛けがあるわけではないですが、漂う高級感がその気にさせます。
いいですね。赤い針が車のキャリパーのようです。
裏蓋からはムーブメントが見えるようになっています。このムーブメントは、ブライトリングが自社開発した機械。B04が見えるようになっています。ペルラージュ加工などはありませんが、そのような装飾がなくしっかりとしたムーブメントです。
まとめ
トランスオーシャンいかがでしたでしょうか。ブライトリングといえば、クロノマットやナビタイマーなどのガチゴリのミリタリーなイメージがあると思います。しかしこのような洒落たモデルもあることを頭の隅っこに入れていただけると、時計貴族としてとてもうれしいです。
また、時計貴族ではちょっとだけマイナーな時計も喜んでお買取いたします。
札幌で時計の買取は時計貴族まで。皆様のご来店をお待ちしております。