【夜光】と聞くと、なんだか光を吸収してエネルギーに変えて発光しているようなイメージがありますが、本日お買取させていただいたエンジニア マーベライトはいつでも光っている時計。そう、昼夜問わずにいつでも光っているんです。しかも一際おしゃれに!ぱっと見は普通のボールウォッチ エンジニア マーベライト、というかどこにでもありそうなシンプルな時計ですが、光ると一際違う。なんてったってレインボーですから!そんなボールウォッチ社の時計をご紹介いたします。
ボールウォッチ エンジニア マーベライトのレインボー
ボールウォッチというのはアメリカで1891年に生まれた時計ブランド。スイスや日本とは違い、アメリカで生まれた時計のほとんどに鉄道と深い関係があります。というのも、アメリカはとても広大なため汽車での移動が基本。さらに時間通りに運行できないと鉄道事故が起きます。それを防ぐためにアメリカでは続々と時計ブランドが生まれました。(ハミルトンやウォルサムもそうですね!)
そんなボールウォッチのエンジニアIIIのマーベライトのレインボーモデル。
エンジニアⅢ
ボールウォッチの中でもシンプルなモデルのライン。
マーベライト
インデックスが太くて見やすい
レインボー
太くて見やすいインデックスがレインボーに光る
ざっくりとこのような意味合いとなっています。
レインボーに光るのが今回の目玉システムなんですが、画像の通り光らなくてもレインボーの縁取りとなっているため、夜間だけではなく日中も楽しめるのがいいところ。しかもインデックス自体は白なので、縁だけレインボー。ライトな色味が軽快で重くない感じが良いですね。
エンジニア マーベライトのケースサイド9時側
こちらからは残念ながらレインボーを確認することはできませんが、高級感のあるケースデザイン・着け心地の良さそうなアールが描かれているラグを見ることができます。
さらにはベゼルも2段階に分けてカッティング・ポリッシュされていて、手の込みようが分かります。直線と曲線を非常に複雑に使っている時計がエンジニア マーベライトです。
エンジニア マーベライトのケースサイド3時側
ボールウォッチのロゴが刻まれたリューズ です。かなり細かなロゴではありますが、精巧に作られていて技術力が高いことがわかります。王冠や魚マークよりもさらに細かい筆記体で【RR】の文字が入っています。ここまで細かな刻印のリューズを使っているブランドはあまりないような…
ボールウォッチは裏蓋の刻印も深い。
裏蓋にはボールウォッチらしい鉄道の刻印があります。さらに注目すべき点はその彫りの深さ。汚れが溜まりやすいのが難点ではありますが、ここまでしっかりと彫ってくれていると非常に嬉しいもの。
腕まわりの調整をきつめに装着していると、腕にはその鉄道の柄がきっちり跡がつくくらいに深い彫り。普段は見えないところまでこだわりを持って作られているのがわかりますね。彫りの部分が鏡面ではなく梨地というのも評価高いです。
ちなみに裏蓋には904Lの文字が。ロレックスと同じステンレス素材となっています。
バックルは観音開きで使い勝手が良い
ボールウォッチ エンジニア マーベライトのバックルは画像のような観音タイプのバックルを採用。これにより手首の真ん中にバックルが来るので、いつでもバランスの良い装着感となります。
開くとこのようになります。
ブレスレットのバックルも革ベルトのDバックルもそうですが、この観音タイプのバックルが断然おすすめです。装着時の上下のバランスが整っているため、着け心地が全然違います。
また、プッシュボタン式ではないので昔ながらのパチっと開け閉めするタイプですが、プッシュボタンは内部のバネが壊れがち。下手にボタンをつけるならないほうがずっといいでしょう。
暗いところでの夜行の見え方①UVライト未点灯
実際に暗くして撮影を行った画像となります。この時点ではまだインデックスは光っていません。しかしながら太いインデックスのおかげもあり、黒文字盤と白いインデックスの視認性は抜群。
【見やすい時計が欲しい】
そんなユーザーの声に答えてくれる一本だということがわかります。最近では卓球台も黒で白い珠なので、やっぱり黒×白は見やすさの黄金比なのでしょう。
暗いところでの夜行の見え方②UVライト点灯
こちらはUVライトを当てた画像です。光り方にムラはあるものの、どれも大変綺麗に発光している模様です。
普段はわからないものの、何かの条件が揃うとこのようになる瞬間って男心をくすぐりませんか?
ちなみに一日中・二十四時間うっすらと光り続けているこちらの蛍光。日中では確認できませんが、夜だとほんのりとかすかに時間を知らせます。私は夜釣りにボールウォッチを使っていたことがあるのですが、一晩中光っていて大変見易かった記憶があります。暗いところでの視認性を求めている場合、大変おすすめです。
まとめ
ボールウォッチ エンジニア マーベライトレインボーは、ボールウォッチならではの作りの良さに加え、高い視認性とおしゃれさを兼ね備えたおすすめの一本です。
さらに素材も904Lを使っていたり・耐磁性にも優れていたりと、このクラスの時計では頭が一つ飛び抜けているようなイメージがあります。持った感じの頑丈さもありますので、おそらく長いこと壊れることなくノーメンテで行けるのではないかと思います。
今回は買い替えに伴い着用しなくなったとのことでボールウォッチ エンジニア マーベライトレインボーをお譲りいただきました。
ぜひ札幌市でボールウォッチのお買取は時計貴族までご相談くださいませ。